自動調理器(自動調理鍋)のメリット・デメリットや、必要orいらない人の判断基準を紹介します。併せて、買い物で失敗して後悔しないために、まずレンタルで使い心地やサイズを試してみる選択肢についても解説します。自動調理器をうまく活用すれば一人暮らしの強い味方になります。

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コラム

便利だけど後悔も?自動調理器のデメリットとレンタル活用法

自動調理器って本当に便利なの?

欲しいけど、使わなくなったらもったいないし…

使ったあと洗うのが大変そう

材料や調味料を入れてスイッチを押すだけで「ほったらかし調理」ができる、自動調理器(自動調理鍋)。

時短や家事負担軽減に役立つアイテムですが、誰にとっても便利とは限らず、使いこなせずに後悔するケースも少なくありません。

自動調理器は決して安くない買い物なので、購入に失敗したくないですよね。

この記事では、購入前に知っておきたい自動調理器のメリット・デメリットや、買う前にまずレンタルで試す選択肢>>などについて、詳しく解説します。

調理に時間をかけたくない筆者にとって、自動調理器はとても重宝しています!

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自動調理器で何ができる?特徴と種類をやさしく解説

自動調理器で何ができる?特徴と種類をやさしく解説

自動調理器(自動調理鍋)とは、食材と調味料を入れてボタンを押すだけで、加熱・かき混ぜ・保温などを自動で進める家電です。

煮物・スープ・カレーなどの調理を任せられるため、コンロに張り付く必要がなくなります。

自動調理器の仕組みとできること

自動調理器は「熱源+プログラム制御+混ぜ機能」の組み合わせです。

加熱・加圧・かき混ぜなどを自動制御することで、材料を入れるだけで料理が完成する仕組みです。

センサーによって加熱温度や加圧時間を調整するため、火加減の手間がありません。

主な用途

  • スープ・シチューなどの煮込み料理
  • 無水調理(野菜の水分を活かす調理)
  • 炊飯・おかゆなどの穀類調理
  • 蒸し料理(専用トレイを使う機種あり)
  • 低温調理(温度管理ができるモデル限定)

最近モデルでは、内鍋を取り外して直火対応できるものや、スマホアプリと連携しレシピを送信できる機種も増えています。

「料理をまるごと任せる」というより「特定の工程を任せる補助家電」と捉えた方が、現実的に使いやすいかもしれません。

電気圧力鍋との違いと特徴比較

自動調理鍋と電気圧力鍋の違い

自動調理器と電気圧力鍋はどちらも自動調理のように見えますが、機能と使い方に違いがあります。

項目自動調理器電気圧力鍋
主な特徴材料を入れてボタンを押すだけで、加熱・かき混ぜ・圧力・煮込みなどを自動で行う圧力をかけて短時間で煮込みや加熱を行うが、かき混ぜなどは手動対応が多い
操作性ほぼ全自動半自動
調理の幅炒める・煮る・蒸す・無水調理・低温調理など多彩カレー・角煮・煮豆など煮込み系に特化
時短効果加熱に時間はかかるが完全自動で時短感あり加熱時間が短く時短効果が大きい
サイズ感やや大きく重め比較的コンパクト
初心者向き おすすめ 慣れが必要

自動調理器は「放置しながら料理の質を高める」のが得意で、電気圧力鍋は「とにかく短時間で仕上げたい」ときに役立ちます。

料理の目的やライフスタイルに合わせて選び分けましょう。

自動調理器のここが便利!メリットと活用シーン

自動調理器のここが便利!メリットと活用シーン

自動調理器の最大の魅力は「調理の手間を減らし、時間を有効に使えること」です。

材料を入れてスイッチを押すだけで済むため、できることの幅が広がります。

ほったらかしで料理が作れる

材料を入れてスイッチを押すだけで調理が進むので、フライパンの火加減や鍋の様子を確認する必要がありません。

例えばカレーなら、肉と野菜を切って入れ、ルーを最後に追加すればOK。

味もしっかり染み込み、鍋で作ったような仕上がりになります。

ほったらかしで作れる料理例

  • カレーやシチューなどの煮込み料理
  • 肉じゃがや豚の角煮などの和食おかず
  • サバの味噌煮や鶏の照り焼きなどの魚・肉料理

タイマーや予約調理機能がある機種なら、帰宅後すぐに温かい料理を食べられます。

調理の工程を機械に任せることで料理のハードルがグンと下がるため、料理に苦手意識がある人ほど活用価値が高いと言えます。

キッチンに張り付かず他の作業と両立できる

自動調理器があれば、他の家事や育児をしながらでも調理を進められます。

具体的な活用例は下記の通り。

  • 朝、保育園の準備中に夕飯の仕込みだけ済ませておく
  • 子どもを寝かしつけた後に、音が静かな調理モードで副菜を作る
  • 洗濯物を干す・取り込む作業を同時にできる
  • 在宅勤務中に昼ごはんのスープを仕込んで、昼休みにすぐ食べる

小さな子どもがいる家庭や、ワンオペで家事を回している人にとって「時間のやりくり」は切実な課題です。

自動調理器を取り入れることで、料理の拘束時間をほぼゼロに近づけることが可能。

マルチタスクで忙しい人ほど、自動調理器の恩恵を実感しやすいと言えますね。

一品任せるだけでも家事負担が大幅軽減

自動調理器が一度に作れるのは一品だけですが、それでも十分な価値があります。

例えば主菜だけ自動調理器に任せ、副菜や汁物をコンロで作れば、同時進行で時間を短縮できます。

献立の中で「一番手間のかかる一品」だけでも自動で作れると、精神的な負担も減りますね。

料理が面倒でコンビニや外食に頼りがちな人は、一品だけ任せてみる使い方から始めてみるのもいいでしょう。

自動調理器はやっぱりいらない?主なデメリット8選

自動調理器はやっぱりいらない?主なデメリット8選

自動調理器は便利な家電ですが、導入後に「思っていたのと違う」と後悔する人もいます。

すべての料理や生活スタイルに合うわけではないため、事前にデメリットも確認しておくことが重要です。

時短にならないor不向きな料理もある

自動調理器は全ての料理を時短できるわけではありません。

加熱や撹拌の工程に時間がかかるレシピでは、むしろ通常の調理よりも時間を要する場合もあります。

通常調理より時間がかかる場合

  • 野菜を柔らかく煮込むスープ
  • 短時間で仕上げたい炒め物や揚げ物
  • 加熱時間の微調整が必要な半熟卵

野菜を柔らかく煮込む場合は1時間近くかかったり、短時間で仕上げたい・加熱の微調整が必要などの場合はそもそも不向きです。

導入前に「調理器が得意とするメニューと、自身の作りたい料理が一致するか」を見極める必要があります。

味や食感の調整に慣れが必要

自動調理器は、火加減や加熱時間をリアルタイムで見ながら調整できないため、味や食感を細かく整えるには慣れが必要です。

例えば、煮込み料理の具材がやわらかくなりすぎたり、カレーのとろみが薄かったりと「もう少しこうしたい」と思っても、すぐに調整できるわけではありません。

また、食材の大きさや水分量によって仕上がりが変わることもあり、何度か使ってみないと好みの味に近づけにくい傾向があります。

最初から完璧な仕上がりを求めず、何度か使ってレシピを調整していく工夫が求められますね。

洗い物や手入れの手間がある

レンティオ(自動調理鍋)

自動調理器は、密閉調理・蒸気調理や安全性確保のために、パーツが増え複雑な構造になっています。

そのため「鍋・フタ・パッキン・内ぶた・蒸気排出口」など分解して洗う部品が多く、慣れないうちは面倒に感じる人もいます。

特にカレーや煮物を作ったあとは油分やニオイが残りやすく、丁寧に手入れしなければなりません。

「調理の手間が減っても、結局洗い物が面倒」とならないために、手入れが苦ではないか、食洗機対応モデルかなどを確認しておくといいでしょう。

調理中の様子が見えず不安になる

自動調理器は材料を入れてスタートボタンを押せば、あとは放っておける点が魅力ですが、逆に「中の様子がわからない」という不安につながることもあります。

野菜の煮込み具合を見たいときでも、調理が終わるまで様子を確認する方法がなく、特に初回利用時は不安を感じる人も少なくありません。

筆者も最初は「ちゃんと火が通っているか」「焦げていないか」などが気になり、そわそわしていました。

自動調理器は、使い慣れるまでに「思い切りのよさ」や「ある程度の割り切り」が必要です。

ニオイ残りや庫内の汚れが気になることも

自動調理器は密閉状態で加熱する構造上、調理中の蒸気が庫内にこもりやすく、ニオイ成分がパッキン・内フタ・蒸気口などに付着しやすい面があります。

特にカレー・スパイス料理・魚料理などは、次回調理時に残り香を感じるケースも。

また、庫内やフタのパーツが複雑で手入れしにくい機種もあり、掃除を怠ると雑菌の繁殖や異臭の原因になります。

解決策

  • 使い終わった直後にすぐ洗う
  • パーツを分解して乾燥させる
  • 定期的にクエン酸洗浄を行う

日々のこまめな手入れと、ニオイの強い料理とそうでない料理の使い分けをすれば、リスクをある程度減らせます。

サイズが大きく収納場所に困る

レンティオ(自動調理鍋)

自動調理器は大きめサイズの製品が多いため、特に一人暮らしや二人暮らしの住まいでは収納場所に困ることがあります。

自動調理器は炊飯器よりも高さや奥行があり、重量もありますね。

キッチンカウンターや棚に常設するスペースを確保しないと、使うたびに出し入れするのが手間に感じるかもしれません。

また収納棚に収まらない場合は、床に直置きしたり、レンジ台の上に無理やり置いたりして、不便を感じることも。

省スペースモデルや一人暮らし用の小型モデルも販売されているので、購入を検討する際にはライフスタイルに合ったサイズを選びましょう。

鍋やフライパンの方が適している人もいる

料理そのものが好きな人や、味の微調整・火加減の調整を楽しみたい人にとっては、自動調理器では物足りなさを感じることがあります。

自動調理器は

  • 煮物の煮詰め具合
  • 炒め物の香ばしさ
  • 野菜のシャキシャキ感

など、細かな火加減やタイミングが味の決め手となる料理には不向きな傾向にあります。

そのため、短時間で火力を活かして仕上げたい中華料理や和食などは、鍋やフライパンの方が向いているでしょう。

自動調理器は「家事を効率化したい人向け」のアイテムですね。

機種が多く比較・検討に時間がかかる

自動調理器は各メーカーから多種多様なモデルが発売されており、ブランド名が並ぶだけでも混乱しがちです。

さらに機能の違いも多く、下記のようなチェックすべき項目が非常に多くなります。

  • 圧力機能の有無
  • 予約調理
  • 容量
  • 内鍋の素材
  • Wi-Fi接続

便利そうだからと高機能モデルを買ったものの「使いこなせずに宝の持ち腐れになった」という声も少なくありません。

購入前に時間と労力をかけたくない人は、まずはレンタルで試してから絞り込む>>のもひとつの手段です。

自動調理器が向いている人・向かない人の特徴まとめ

自動調理器が向いている人・向かない人の特徴まとめ

向いている人|忙しくても自炊したい、調理にこだわらない

向いてる人

  • 忙しくても栄養をとりたい
  • 調理に時間をかけたくない
  • 洗濯・掃除中に料理を済ませたい
  • 味に強いこだわりがない
  • 料理初心者で自炊を習慣化したい
  • 毎日同じ味でも気にならない

忙しい日々の中でも手軽に栄養のある料理を用意したい、調理にかかる時間や手間を減らしたい人には、自動調理器が向いています。

帰宅後に料理をする気力が残っていない人でも、材料をセットしてスイッチを押すだけで一品が完成するのは大きなメリットです。

また、仕事中やお風呂に入っている間に調理が進むため、時間を有効活用できる点も魅力。

さらには、レシピ通りに作れば一定の仕上がりになるため、味付けよりも「食べられればOK」という人にとっても、自動調理器は強い味方になるでしょう。

自動調理器は料理初心者でも失敗しにくいので、自炊習慣の第一歩として活用するのもいいですね。

向いていない人|キッチンが狭い、料理の味にこだわりたい

向いてない人

  • 作業スペースが狭い
  • 調味料の加減を変えたい
  • 食感や香ばしさを大切にする
  • 料理が趣味で毎回工夫したい
  • 一品ずつ丁寧に仕上げたい

キッチンスペースに余裕がない人や、料理に自分なりの味付けや調整をしたい人は、自動調理器は不向きかもしれません。

ワンルームや1Kのキッチンでは設置に苦労したり、置けたとしても作業スペースや水切りラックを圧迫することも。

また、製品によっては専用パーツが多いため、さらに収納スペースの余裕が必要です。

「総合的には結局、鍋やフライパンがあれば十分だった」と後悔するのが不安な場合は、まずレンタルで性能やサイズ感を試す>>のもいいでしょう。

導入する価値はある?購入者のリアルな声

自動調理器を導入する価値はある?購入者のリアルな声

良い意見

家事の時間めっちゃ減って快適。時間が簡単に生み出せる。

長時間付きっきりになる飴色玉ねぎを作る作業も、自動調理鍋ならボタン押すだけ。

一品でも簡単に美味しく作ってくれると、家事の時間が減って助かる。

時短よりも、調理中キッチンに張り付いていなくていいのが最大のメリット。

家計に余裕がないし「それくらい自分でできる」と思ってたけど、使ってみたら想像以上に便利だった。

悪い意見

火加減とか分かりづらくて自分には合わなかった。

自動調理鍋は洗うのが面倒だし邪魔だから持ってないけど、低温調理器は汎用性高いから重宝してる。

分解して洗う手間があるので、空いた時間はそこまで増えないイメージ。

買ってから後悔しないために!レンタルで試す選択肢もアリ

自動調理器は決して安い買い物ではないため、購入してから「やっぱり必要なかった」と後悔することはなるべく避けたいですよね。

そんなときは、まず格安レンタルで手軽で試してみるのがおすすめです。

家電レンタルのメリット

▶家電レンタルのデメリットや利用者の体験談は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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使用感やサイズを事前に確認できる

レンティオ(自動調理鍋)

自動調理器のサイズを事前に確認していても、実際に自宅のキッチンで使ってみると意外に大きく感じることもあります。

また、使ってみると「調理時間は短いけど、下ごしらえの時間が思ったより長かった」「稼働音が結構気になる」など気付くことも。

しかしレンタルであれば、数日~数週間試すことで、実生活でのリアルな使い心地をチェックできます。

一人暮らしの狭いキッチンでは「蓋の開閉にスペースが必要か」や「食器棚と干渉しないか」といった細かな確認も可能

気に入ればそのまま購入、合わなければ返却でOK

多くのレンタルサービスでは、使ってみて気にったらそのまま購入することも可能です。

そのまま買い取れば、返却の手間や新品購入の手間を省けます!

逆に「やっぱり置き場所が狭かった」「思ったほど活用できなかった」と感じた場合は、契約期間終了後に返却するだけでOK。

「買うかどうか迷っている」という状態でも、判断を先延ばしにせず実際に試すことで、満足度の高い決断ができるようになります。

自動調理器をレンタルできるサービス一覧

※価格はすべて税込、料金プランは一例

ゲオあれこれレンタル自動調理鍋1L
14泊15日:4,280円
月額:2,100円
水なし自動調理鍋2.4L
14泊15日:5,150円
月額:2,060円
オートクッカー2.4L
14泊15日:6,150円
月額:2,460円 他
▶公式サイトを見る

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レンティオホットクック1.6L
14泊15日:6,380円
月額:2,100円(初月0円)
オートクッカー4.2L
14泊15日:6,980円
月額:3,800円(初月0円)
自動調理鍋2.3L
月額980円 
他多数
▶公式サイトを見る

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モノカリホットクック1L
14日:5,480円
ホットクック1.6L
14日:6,200円
▶公式サイトを見る

関連記事モノカリの体験レビュー・評判・口コミ
ラクリアーズ自動調理鍋1L(新品)
2,900円/月(1年契約)
1,720円/月(2年契約) 他(すべて新品)
▶公式サイトを見る

スクロールできます→

サービスおすすめの人最低利用
期間
新品
中古
レンタル
後に購入
配送料故障等の対応対応エリア家具
レンタル
リンク
ゲオあれこれレンタル
3泊4日レンタル可が多い
短期レンタルで試したい初心者短期:3泊4日
月額:1ヶ月
新品
中古
往復送料無料
※北海道、沖縄以外
軽度なら最大5,000円まで負担全国

公式サイト

レンティオ
月間利用者数15万人以上
最新商品を手軽に試したい商品ごとに異なる新品
中古
無料過失無し:無償、過失有り:2,000円まで負担全国

公式サイト

モノカリ
1日だけのレンタルも可能
急ぎで借りたい家電がある1日~- 全国無料全レンタル品補償制度適用全国

公式サイト

ラクリアーズ
全てのレンタル品が新品
清潔な新品にこだわりたい1年新品
中古
無料原則弁償代金負担無し福岡,山口,広島,島根,鳥取,岡山,兵庫,大阪,京都,奈良,愛媛,香川,東京,千葉,神奈川,埼玉

公式サイト

▶各サービスの詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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自動調理器の選び方ガイド|失敗しないための比較ポイント

自動調理器の選び方ガイド|失敗しないための比較ポイント

容量とサイズは「作る量・人数」に合わせて

少量で良いのに大型機種を選ぶと場所を取り、逆に小型すぎると食材が入りきらない場合もあります。

一人分の一品料理を作りたいなら1.0〜1.5L程度、家族用にカレーや煮込み料理を仕込みたいなら3.0L以上が無難です。

ただし「調理容量」と「満水容量」が異なる点は注意。

多くの機種では安全性を考慮し、実際には満水の7〜8割しか使えません。

調理モード・レシピ数・対応料理の種類をチェック

調理モードやレシピ対応の幅は機種ごとに異なるため、料理の幅を広げたいなら多機能タイプが役立つでしょう。

チェックしたいポイントは下記の通り。

ポイント

  • 対応している加熱方式(圧力・無水・低温など)
  • 収録されているレシピ数とジャンル
  • カレーやシチュー以外の対応メニュー(汁物・副菜など)
  • 食材の切り方や準備が必要か、全自動かどうか

最近では、製品ごとに公式アプリと連携し、100〜300種類のレシピを提供しているものもあります。

特に料理初心者にとっては、食材の分量や手順がガイドされる機種だと安心。

また料理を手軽に楽しみたい場合は、混ぜ工程まで自動化されている機種が向いています。

掃除やお手入れのしやすさも要確認

せっかく便利な家電でも、洗う部品が多く面倒だと使う頻度が下がります。

特に注意したいのは下記の4点。

ポイント

  • 内鍋が丸洗いできるかどうか
  • 蓋やパッキンなど取り外せる部品の構造
  • 食洗機に対応しているかどうか
  • 素材のコーティング(焦げ付き防止加工など)

例えば、ホットクックのように「パーツが細かく分解できて丸洗い可能」「パッキンや蒸気弁も分解できる」タイプは衛生的です。

一方で、安価な製品では「蓋が取り外せない」「水洗いできない電気部分が多い」といった不便さが残る場合も。

毎日使う家電だからこそ、洗いやすさを見落とさないようにしましょう。

レンティオ(自動調理鍋)

予約調理・保温・スマホ連携などの便利機能を見る

調理の手間をさらに減らしたい人は「予約調理・保温・スマホ連携」などの機能がある機種を選びましょう。

ポイント

  • 予約調理機能(朝セットして夜に完成)
  • 自動保温機能(帰宅時間に左右されず食べられる)
  • スマホ連携機能(レシピ検索や操作をアプリで)
  • 音声ガイドや液晶表示などの操作サポート
  • 「まぜ技ユニット」や圧力自動調整などの独自機構

予約調理と自動保温の両方が搭載されているタイプなら、外出前に材料を入れておくだけで、帰宅時に温かいご飯が完成します。

また、スマホアプリから献立提案を受け取れたり、リモート操作が可能だったりするタイプであれば、使い方の幅がさらに広がるでしょう。

多機能すぎる機種は使いこなせないと無駄になるため、使う頻度やライフスタイルに合わせて選ぶといいですね。

よくある疑問Q&A|購入前にチェックしたいポイント

よくある質問

一人暮らしでも自動調理器は活用できる?

少量調理に対応したコンパクトサイズの自動調理器も多く、一人分の食事や作り置きに最適です。調理に時間をかけられない一人暮らしこそ、時短と手間軽減の恩恵を実感しやすい家電です。

自動調理器を使うと電気代は高くならない?

1回の調理にかかる電気代目安は20〜30円程度。電気代を抑えたい場合は、煮込み料理などの加熱時間が短いメニューを選ぶ、保温時間を減らすといった工夫が効果的です。

続けられる人とやめてしまう人の違いは何?

続けられる人は、あらかじめ材料を切って冷蔵保存しておく、予約調理を習慣化するなど「ルーティン化」しています。一方で、やめてしまう人は「洗うのが面倒」「メニューがマンネリ化」などが理由になりがちです。

自動調理器と電気圧力鍋の違いは?

電気圧力鍋は時短調理に強みがあり、肉じゃがや煮豆を短時間で仕上げたい人に向いています。一方で自動調理器は、材料を入れてボタンを押せば火加減調整や混ぜ作業を自動で行います。放ったらかし調理が目的なら、自動調理器の方が便利です。

自動調理器はガス火で作る料理より美味しい?

最新の自動調理器は火加減やかき混ぜを自動制御するため、再現性の高い仕上がりが得られます。ガス火で作る手料理と比べて遜色ないと感じる人も多く「焦げ付かない」「均一に火が通る」といった点では、ガス火より安定するケースも。

自動調理器はコンロと併用した方がいい?

自動調理器で主菜を作りつつ、コンロで汁物や副菜を同時に用意すれば食卓が一気に豊かになります。またコンロが1口しかないキッチンでも、調理器を「もう1つの火力」として使えるため時短になります。

まとめ

  • 自動調理器には「手間の軽減」「火加減の自動調整」「予約調理」「保温」などの便利な機能がある
  • 一人暮らしや共働き世帯では、時短と効率化の点で大きなメリットを感じやすい
  • ただし「洗うのが面倒」「収納スペースを取る」「味の好みに合わない」といったデメリットも存在する
  • 容量・レシピ数・お手入れのしやすさなど、購入前に比較すべきポイントは多い
  • 自動調理器と電気圧力鍋は性質が異なり、使い方やライフスタイルによって合う製品が変わる

もし購入に不安がある場合は、レンタルで数週間試してみるのも一つの方法です。

自分に合うかどうか、実際の使用感を確かめてから判断しましょう。

料理の負担を減らしつつ、美味しさと健康を手に入れるために、自分の暮らしにフィットする調理器を見つけてください。

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