SNSの進化により「一人暮らしでテレビはいらない」人が増加している一方で「テレビは必要」派も少なくない。それぞれのリアルな本音とテレビが必要かどうかの判断基準を紹介。若者のテレビ離れが止まらない原因や、テレビ代わりになる便利ツールも解説。

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コラム・レビュー

一人暮らしでテレビはいらない?20年の経験による判断基準

2025年5月14日

近年ではSNSの進化により「一人暮らしでテレビはいらない」という人が増えています。

一方で「一人暮らしでテレビがないと寂しい」と判断する人も。

この記事では、一人暮らしでテレビは必要かどうか、一人暮らし歴20年以上の筆者が詳しく解説します。

また、テレビの代わりになる便利ツールも紹介するので、一人暮らしでテレビを買うべきか迷っている方はぜひ参考にしてください。

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  • 一人暮らし歴23年、家電レンタル利用歴2年
  • ライターとして家電関連記事を100本以上執筆
  • 季節家電は毎年レンタルを利用
  • 実体験ベースで丁寧に解説

一人暮らしでテレビはいらない?やっぱり必要?生の声を紹介

一人暮らしでテレビはいらない?やっぱり必要?生の声を紹介

それでは、一人暮らしで「テレビはいらない派」「必要派」の声について、当サイトが独自に集計した結果を見ていきましょう。

また「いらないと思ったけどやっぱり必要になった」ケースの声も併せて紹介します。

一人暮らし20年以上の筆者の経験を基に、それぞれの意見を厳選しました!

「テレビはいらない」派の意見

職場で一人暮らしの若い子ほどテレビ持ってない。パソコンあるしネットとモニターがあれば大丈夫。

一人暮らしだとテレビよりiPad使う方が楽。アマプラもネトフリもTVerもYouTubeも全部iPadで見てる。

ジャニーズに関するニュースを見るのがしんどくなって、一人暮らしを機にテレビ生活をやめた。

ドラマはTVerで見れるし、アニメはサブスク、曲はラジオ・YouTube。自分に必要なものだけを選択する賢い生き方。

一人暮らしでテレビがなくても全然平気。その分本読んだり、音楽かけながら掃除したり、水槽眺めたりする方が有意義

必要なニュースは会社の人が話題にしてくれるし、情報を得るのはテレビがなくても支障なし。

ゲームはPCでするし普段見るのはYouTubeだし、テレビは部屋のスペースを取って邪魔

日曜日に録画してたアニメや占い番組を見るだけなので、次に引っ越す時はテレビはいらない

鬱対策にテレビ買ったけど、つまらない番組ばかりで余計鬱になる

一人暮らしを始めてみると、意外に思ってた状況と違うことに気付きますね。

いらない派の意見まとめ

  • テレビを置くと部屋のスペースが狭くなる
  • ワンルームではテレビ設置のレイアウトが限られる
  • ニュースや時事ネタなどの最新情報は、スマホアプリやPCでも知れる
  • アニメやドラマくらいしか見ないので、動画配信サービスで十分
  • テレビをつけた状態でダラダラ過ごすより、読書などをした方が有意義
  • 流行の芸能人や番組を知らなくても、人付き合いでそれほど支障はない
  • ネガティブな気分になる情報を見たくない

テレビ代わりになるツールを見る

「テレビは必要」派の意見まとめ

朝30分しかテレビ見ないし捨てようと思ったけど、今日みたいな緊急ニュースが流れてくるとやっぱり必要と思う。

推しの番組をリアタイ・録画しなきゃいけないし、DVDも見なきゃいけないので必要不可欠。

ネットだと自分が見たいものばかりになってやばい気がする。世間の流行りに触れる必要性も感じる。

情報源・雑音・サブモニターとして、テレビは案外必要。

Twitterで番組の感想を共有し合うことができなくなるのはちょっと困る。

お気に入りのミュージカルDVDを大画面で見たいからテレビは必要。

誰かが遊びに来た時に会話が途切れても、テレビがあるだけで空気が重くならない

一人暮らしで無音は寂しいことに気付き、寂しさを紛らわすためにテレビは必要。

周りで話題になっている流行の芸人のネタについていきたい

テレビをあまり見なくても、とりあえずつけとくだけで安心するんですよね。

必要派の意見まとめ

  • テレビ番組やDVDを大画面で見たい
  • 生放送やドラマをリアルタイムで視聴したい
  • 緊急時のニュースや災害情報は、テレビをつければすぐ得られるようにしたい
  • スマホやパソコンだと自分が知りたいものしか見ないので、情報を偏りなく取り入れたい
  • 食事のときに無音だと寂しい、ながら視聴をしたい
  • 友人や職場で会話についていけるよう、流行の話題を押さえておきたい

「いらないと思ったけどやっぱり必要になった」ケースも

一人暮らしでテレビを一度手放したものの、後悔して再度購入した方も少なくありません。

無音の部屋が思ったより精神的にきつかった。

テレビで流れる推しの映像が見られなかった。

SNSよりも世の中の情報を網羅できる。

自分で選ばなくても災害情報を勝手に流してくれる。

テレビを置く判断基準の目安

テレビがいらない人

  • 部屋のスペース確保やレイアウトを優先したい
  • アニメや天気予報しか見ない
  • テレビ番組をリアルタイムで見なくてもいい
  • テレビをダラダラ見るより、時間をもっと有効活用したい
  • 暗い気分になるニュースを目にしたくない

テレビが必要な人

  • 朝や夜のニュース番組をチェックしたい
  • 普段エンタメを楽しむ割合が多い
  • 緊急時のニュースや災害情報など、テレビをつけてすぐ得られるようにしたい
  • 孤独を感じやすい
  • 流行の話題に乗り遅れたくない

【一人暮らし20年の経験談】テレビの必要性は大きく変化した

【一人暮らし20年の経験談】テレビの必要性は大きく変化した

筆者は実家にいた頃からテレビ好きだったので、進学で一人暮らしを始めたときは当然テレビを用意しました。

テレビ番組をたくさん録画したり、ゲームをプレイしたり、テレビはなくてはならないものでした。

しかし、社会人になってから事情は少し変わります。

仕事が忙しくなると、帰宅したらシャワーを浴びて寝るだけの生活が続き、テレビをあまり見なくなりました。

それでも、朝家を出る前はテレビで天気予報をチェックしますし、休日は録りだめた番組を楽しんでいました。

ところが20代後半くらいから、テレビ番組に魅力を感じなくなったこともあり、視聴する機会が減っていきます。

コンプライアンスが厳しくなった影響で、バラエティ番組はつまらなくなっていました…。

ただ、普段はテレビをあまり使わなくても、友人や恋人を部屋に呼んだときは重宝していました。

そして令和の時代になり、今はYouTubeがメインでテレビはほとんど使っていません。

とはいえ、時事ネタをある程度は把握しないと周りについていけないので、スマホやパソコンでニュースをチェックしています。

ゲームもスマホで遊ぶようになり、テレビは使わなくなりました。

テレビ好きだった筆者でも時代の流れともに、テレビはほぼ必要ない状況にまで変化しました。

ただ、YouTubeやテレビアプリだと自分が好きなものばかり見てしまうので、ある程度はテレビを流しておいた方がいいと思うことも。

一人暮らしでテレビを置くか迷ったら、まずはテレビ無しで過ごしてみて、必要だと思ったら購入すればいいでしょう。

実際に一人暮らしをしてみると、想像と違ったというケースはよくあります。

テレビを購入するか悩むなら、まずレンタルで試すのもおすすめ

テレビは安いタイプでも2~3万円はしますし、決して安い買い物ではないですよね。

もし購入後に「思っていた感じと違った」と後悔するのが不安なら、まず家電レンタルで性能やサイズ感を安価で試してみるのもいいでしょう。

家電レンタルのメリット①購入よりも費用が安く済む②使用頻度が低い家電を効率的に使える③気になる家電を購入前に試せる④故障しても無料対応が多い⑤気に入ったらそのまま購入可の場合も⑥処分の手間や費用がかからない

家電レンタルで実現できること

  • 未来に回せるお金が増える
    1~2年のレンタルなら購入より安く済み、貯金や趣味に使えるお金が増えます。
  • ストレスフリーで身軽な生活になる
    季節家電を必要なときだけ使え、収納や管理のストレスから解放されます。
  • 「後悔しない選択」ができる
    高額家電や話題の商品をいきなり買わず、性能や操作性を試し納得してから購入できます。
  • 突然のトラブルに悩まされない
    予想外の故障は手間も費用もかかるものの、レンタルなら無料対応が多いので安心です。
  • お試しが「納得の買い物」に変わる
    実際に使って気に入れば購入できるサービスもあり、より納得感のある買い物が叶います。
  • 不要になったときの作業を省ける
    レンタル後は返却するだけなので、処分時の面倒な費用や手間を全部スキップできます。

家電レンタルの注意点

  • 中古品を扱っているサービスが多い
    レンタルは基本的には中古品が多いものの、多くのサービスではメンテナンスを徹底しています。
  • 長期利用だと割高になりやすい
    家電によっては長期利用だと購入した方が安くなるケースも。1~2年のレンタルならお得に利用しやすいです。
  • 利用期間内の解約は違約金発生に注意
    契約終了前に解約すると違約金発生の可能性あり。利用を続けるか悩む場合は、月払いで様子を見るといいでしょう。

※価格はすべて税込

かして!どっとこむ■19V型液晶テレビ:30日9,900円~
■22V型液晶テレビ:30日14,850円~
ラクリアーズ■32インチ液晶テレビ
月2,770円(1年契約)
月1,640円(2年契約)
■4K大型テレビ
月5,860円(1年契約)
月3,460円(2年契約)
家電レンタルみんなのHappy■19~20インチ液晶テレビ:30日5,830円
■32インチ液晶テレビ:30日11,330円

関連記事【2025年版】家電レンタルサービスおすすめ7選を比較

関連記事家電レンタルのメリット・デメリットを一人暮らし目線で解説

一人暮らしでテレビなしの割合|若者のテレビ離れが多い原因は?

一人暮らしでテレビなしの割合|若者のテレビ離れが多い原因は?

近年では「テレビはいらない・持っていない」などの若者が増え続けています。

また、一人暮らしでテレビなしの生活をしている若者も多いので、割合や理由について見ていきましょう。

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若者はテレビより睡眠や身支度が大事?

若者を中心として、近年テレビ離れが加速しています。

総務省の資料によると「10~20代男性がテレビを見る割合」は、2020年までの15年間で約31~36%減少しています。

また「国民生活時間調査」の資料によると、10代男女の朝のテレビ視聴時間が減少傾向にあります。

上の表10代男性のテレビ15分ごとの行為者率
下の表10代女性のテレビ15分ごとの行為者率
※グラフの数字は視聴割合

朝のテレビ視聴時間が減った主な原因は、若者の起床時間が遅くなったためと考えられています。

テレビ視聴よりも睡眠を優先したり、また身だしなみにかける時間を多く取ったりなどのケースが増えています。

若い単身者のテレビ保有率も減少傾向

「消費動向調査」によると、29歳以下単身者のテレビ保有率の割合は年々減少しています。

特に女性は男性に比べ、テレビを持たない方が増えているようです。

29歳以下単身者のテレビ保有率推移

令和3年3月末令和4年3月末令和5年3月末
男性:74.4%
女性:87.6%
男性:73.3%
女性:83.8%
男性:71.9%
女性:80.6%
全体:82.2%全体:78.2%全体:76.3%
内閣府「消費動向調査」令和3年~令和5年調査結果より作成

また、一人暮らしの10代・20代を対象としたアンケートでは、2023年5月時点でパソコンの保有率がテレビを上回る結果に。

なお、若い年代ほどテレビの保有率は低い傾向にあります。

実はテレビ離れしていない若者が多い?

テレビよりもパソコンを持つ若者が多くなった理由として、下記の項目が挙げられます。

  • YouTubeがあれば十分
  • テレビを見る習慣がなくなった
  • NHKの受信料を払いたくない
  • テレビ番組に興味がない
  • テレビの購入代や電気代がもったいない
  • 好きなタイミングで好きな番組を見れない

中でも若者へ大きな影響を与えているのが、SNS(YouTubeや動画配信サービス)の普及です。

下記資料によると、全国の15~25歳の男女が最もチェックする情報源は、テレビではなくSNS。

ただし、テレビ番組自体を見る若者は多く、あくまでSNSを優先しているだけと考えられます。

例えば「Tver」などの動画配信サービスを利用すれば、テレビ番組等をリアルタイムで見る必要がなく、自分の好きな時間に楽しめます。

若者はテレビ離れしているわけではなく、テレビを効率的に視聴するスタイルへと変化しているようです。

「一人暮らしでテレビがいらない」背景にはNHK受信料の影響も

NHKの放送を受信できるテレビを設置している場合、受信料を支払う義務があるとされています。

  • NHKの放送を受信できるテレビ(チューナー内蔵パソコン、ワンセグ対応端末などを含みます)を設置された方に、結んでいただくものです。この放送受信契約に基づき、放送受信料をお支払いいただきます。
  • ケーブルテレビを通してNHKの放送を受信できる場合も、放送受信契約が必要です。
  • 一方、ラジオだけ設置されている場合、放送受信契約は必要ありません。
引用元:NHK

一人暮らしでNHK受信料の契約をしていないと、訪問人が何度も契約の催促に訪れます。

場合によっては威圧的に接してくることもあるため「テレビを設置しなければ受信料を支払う義務もない」との考えから、一人暮らしでテレビを置かないというケースも見られます。

しかし前述の引用文にもある通り、チューナー内蔵パソコンやワンセグ対応のスマホなどを持っている場合は「放送を受信できる機器」に該当します。

以前はこのあたりの解釈が不明瞭でしたが、2025年4月時点では放送法により上記機器の受信料支払いが定められています。

ただし、受信料支払いは割引や免除になるケースもあるため、NHKの公式ホームページで一度詳細をご確認ください。

一人暮らしでテレビの代わりになる便利ツール

一人暮らしでテレビの代わりになる便利ツール

「パソコンやSNSがあればテレビは必要なさそう」と思っても、デメリットが気になりますよね。

しかし「テレビは必要」派の意見で紹介した内容は、便利グッズ・ツールを活用すればカバーできます。

テレビ無しのデメリット解決できるツール
大画面で見れないプロジェクター
リアルタイムで見れない
流行の話題を追えない
テレビ視聴アプリ
最新の災害情報を見れない防災テレビ
テレビ視聴アプリ
食事が無音で寂しい
ながら視聴ができない
YouTube
動画配信サービス

プロジェクター

省スペースで設置でき、壁・天井や別売のスクリーンに大画面の映像を投影できるプロジェクター。

HuluやNetflixなどに対応したタイプもあり、一人暮らしでテレビの代わりに使う方が増えています。

ただし「テレビより起動に時間がかかる」「リアルタイム視聴はチューナー等が必要」「部屋を暗くしないと見れない」などのデメリットもあるので、ご注意ください。

「日中に家事や作業をしながら見たい」という方には不向きかもしれません。

テレビ視聴アプリ

TVer(ティーバー)

TVer(ティーバー) 民放公式テレビ配信サービス

TVer(ティーバー) 民放公式テレビ配信サービス

TVer INC.無料posted withアプリーチ

iOS無料
Android無料
公式サイトTVer

日本テレビ・TBS・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京が連携した、民放公式アプリです。

月額料金・登録料不要の完全無料サービスが魅力。人気ドラマやバラエティなどの見逃し配信も、一定期間視聴できます。

ABEMA(アベマ)

ABEMA(アベマ) 新しい未来のテレビ

ABEMA(アベマ) 新しい未来のテレビ

株式会社AbemaTV無料posted withアプリーチ

iOS無料
Android無料
公式サイトABEMA

※月額960円の有料プラン「ABEMAプレミアム」有り(任意で選択可)

オリジナルのドラマ・恋愛番組・アニメ・スポーツなどを多数配信するサービスです。

ABEMAでしか見れない番組が豊富なので、地上波の番組では満足できない方にピッタリ。災害時に役立つニュース専門チャンネルも便利です。

動画配信サービスのサブスク

動画配信サービスのサブスクは、月額料金を支払って利用します。

新作のドラマ・アニメ・映画が見放題だったり、電子書籍や通販なども利用できたりと、コスパの高さが大きな魅力です。

サービス名月額(税込)サービス内容
Amazon Prime Video600円月額600円で幅広いサービスが利用可能
U-NEXT2,189円同サービスの中で見放題作品数がNo.1
hulu1,026円1アカウントで最大4台のデバイスから異なる作品が見れる
NETFLIX790円~独自の便利機能やオリジナル作品が豊富

動画配信サービスをとりあえず1つ使いたいなら、コスパ抜群の「Amazon Prime Video」がおすすめです!

防災ラジオ

「いまどきラジオなんていらない」と考える方もいるかもしれません。

しかし、SNS等の最新情報はデマの恐れがあるため、災害などの緊急時に混乱する可能性があります。

その点防災ラジオであれば、信頼性の高い情報を確実に入手できます。

防災ラジオは突然の災害時にとても役立つので、ひとつ備えておいて損はありません!

まとめ

一人暮らしでテレビを持たない人が増えているものの、必要としている人もまだまだ多くいます。

筆者自身はあまりテレビを見なくなりましたが、それでも手放すまでには至っていません。

テレビをメインとして使いつつ、SNSや動画配信サービスを補助的に利用するのもいいかもしれませんね。

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