家電レンタルを初めて使う場合は「デメリットが分からない」「中古?新品」などの悩みを抱える方が多くいます。この記事では、一人暮らし23年経験者が家電レンタルの概要やデメリットの解決策、またどんな人におすすめのサービスかを詳しく解説します。

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コラム・レビュー

家電レンタルのメリット・デメリットを一人暮らし目線で解説

2025年5月13日

家電レンタルを使ってみたいけど、デメリットが分からなくて不安

レンタルの家電って中古?新品?

家電レンタルを実際に利用している人の体験が知りたい

家電レンタルを初めて使う場合は、上記のような悩みを抱える方が多くいます。

しかし、家電レンタル利用歴2年の筆者からすると、確かにデメリットはあるもののメリットが圧倒的に大きいため、そこまで気になりません。

この記事では、家電レンタルの概要やデメリットの解決策、またどんな人におすすめのサービスなのかを詳しく解説します。

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  • 家電レンタル利用歴2年、一人暮らし歴23年
  • ライターとして家電関連記事を100本以上執筆
  • 季節家電は毎年レンタルを利用中
  • 実体験ベースで丁寧に解説

家電レンタル(サブスク)サービスの簡単な概要

家電レンタル(サブスク)サービスの簡単な概要

家電レンタルとは、必要な家電を一定期間レンタルできるサービスです。

取り扱っている商品はサービスによって異なりますが、生活に必要な家電はほぼすべてそろえられます。

洗濯機・冷蔵庫・テレビなどの生活家電はもちろん、美容家電・カメラ・PC関連商品などもレンタルできます!

また単品だけでなく「家電一式セット」をお得価格でレンタルできるサービスもあるので、新生活の費用を抑えるのに便利です。

かして!どっとこむの家電4点セット

最低レンタル期間は30日・6ヶ月・1年などが一般的ですが、ゲオあれこれレンタルでは3泊4日から借りられる家電もあります。

なお、家電レンタルは基本的に中古品を扱っているケースが多いものの、ラクリアーズのように新品のみを提供するサービスも。

かして!
どっとこむ
ゲオあれこれ
レンタル
ラクリアーズ
最低レンタル期間1品30日~3泊4日~
※商品ごとに異なる
1年
新品の取り扱い
中古の取り扱い

また料金支払いについては「月額払い(サブスク)」と「一括払い」があり、どちらか選べるサービスもあります。

月額払い(サブスク)

  • 初期費用を安く抑えたい
  • いつまで利用するか分からない

一括払い(1年~)

  • トータルの費用を抑えたい
  • 利用する期間が決まっている

サブスクは短期レンタルなので、必要なときだけ利用できて便利です。

一方で一括払いは、1年など利用期間が決まっている分、サブスクを続けるより全体の費用は安く設定されています。

月額払いでも一括払いでも、購入よりお得に利用できる点は共通です!

家電レンタルの最新おすすめは、こちらの記事で詳しく解説しています。

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家電レンタルのメリット6選

家電レンタルのメリット6選

家電レンタルは自分で購入する場合に比べ、多くのメリットがあります。

メリット

  • 購入よりも費用が安く済む
  • 使用頻度が低い家電を効率的に使える
  • 気になる家電を購入前に試せる
  • 故障しても無料対応が多い
  • 気に入ったらそのまま購入可の場合も
  • 処分の手間や費用がかからない

未来に回せるお金が増える①購入よりも費用が安く済む

家電レンタルなら、購入するより格段に安く使えるため、費用を大幅に抑えられます。

新生活を始めるとき、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジを普通にそろえると約7~10万円以上かかるところを、レンタルなら1年間5万円ほどで済むことも。

新生活では敷金・礼金・引っ越し代・家具代など、他にもまとまったお金が必要です。

ストレスフリーで身軽な生活に②使用頻度が低い家電を効率的に使える

扇風機やヒーターなどの季節家電は、必要な期間以外は保管場所が必要です。

しかし、特に一人暮らしではスペースが限られているため、中途半端に大きな家電は邪魔になりがち。

その点レンタルであれば、必要な期間だけ使ったら返却すれば済みますし、面倒なメンテナンスも不要。

花粉症の人は、花粉の時期だけ空気清浄機をレンタルするのもいいですね!

▶季節家電の収納場所がない問題については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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「後悔しない選択」ができる③気になる家電を購入前に試せる

高額な家電や高機能の製品は、購入してから「思ってたのと違った」と後悔するのが怖いですよね。

そんなときレンタルを利用すれば、気になる家電の性能や操作性をリーズナブルに試せます。

掃除機吸引力は十分?音は大きくない?取り回しやすい?
調理家電キッチンに置ける?時短は本当?洗いやすい?
美容家電ちゃんと効果はある?自分の肌や髪になじむ?

突然のトラブルに悩まされない④故障しても無料対応が多い

レンタルした家電を万が一故障させても、過失がなければ無料で修理・交換してくれるサービスが多いので安心です。

また過失による破損でも、一部料金は負担してくれるところも。

かして!どっとこむ無料で修理・交換、代替品を発送
ゲオあれこれレンタル軽度であれば最大5,000円まで負担
Rentio①過失無し:費用請求なし
②過失有り:最大2,000円まで負担
ラクリアーズ原則弁償代金負担無し

お試しが「納得の買い物」に変わる⑤気に入ったらそのまま購入できる場合も

レンタルして使い心地が気に入った家電を、そのまま買い取れるサービスもあります。

買取価格の基準はサービスごとに異なりますが、多くの場合は支払い済のレンタル料を差し引いた金額で、お得に購入できます。

airCloset Mall(エアクロモール)の例
新品を購入する場合レンタル期間に応じて、最大10ヶ月分のレンタル料金分を販売価格から割引
現品を購入する場合新品購入よりもさらに割引され、お得に購入できる場合がある

「返却の手間がかからない」「新品が届くまで待たなくていい」などのメリットもありますね。

不要になったときの作業をスキップできる⑥処分の手間や費用がかからない

レンタルした家電の返却方法は「配送業者に家まで引き取りに来てもらう」「コンビニ・営業所などへ自分で持ち込む」などです。

これにより自分で購入した場合に比べ、下記のようなケースで大きなメリットがあります。

ポイント

  • 処分費用が別途必要な「家電リサイクル法」対象製品でも、レンタルなら費用を負担せずに済む
  • レンタル終了期間を引っ越しのタイミングに合わせれば、引っ越し費用や手間を軽減できる
  • 粗大ゴミに出すとき、個人で運び出すのが困難な大型家電でも、配送業者に引き取りに来てもらえば楽

利用開始時・返却時の送料は無料のサービスが多いですね。

利用シーンを詳しく見る

家電レンタルのデメリット5選

家電レンタルのデメリット5選

家電レンタルは貸し出しならではのデメリットもあるため、利用する前にポイントを押さえておきましょう。

デメリット

  • 中古品を扱っているサービスが多い
  • 長期利用だと割高になりやすい
  • 自分で機種を選べない場合がある
  • 利用可能エリアが限られているサービスも
  • 利用期間内の解約は違約金発生に注意

①中古品を扱っているサービスが多い

家電レンタルは多くのサービスで中古品を扱っているため、新品志向の人は抵抗感を抱くかもしれません。

しかし実際は、中古品であってもしっかり手入れされている傾向にあります。

かして!どっとこむでは、クリーニングを含めテスト・メンテナンスを徹底した上で出荷しています。

外装に多少の傷や凹みはあるものの、本来の機能基準を下回る製品は提供していません。

クリーニングはもちろん、テスト・メンテナンスをしっかり行った上で出荷しております。その過程で、本来の機能基準を下回っている商品はご提供しておりません。年式は4〜5年前の物を多く出荷しております。また、大きな欠損は商品としては不適格としておりますが、外装上の多少の傷・凹みはございます。その点はご理解の上ご利用ください。尚、弊社では市場リサイクル品は使用しておりません。

引用元:かして!どっとこむ

また、株式会社マテリアルのアンケート調査によると、サブスクレンタルの中古品利用について98%の人が「問題なかった」と回答しています。

中古品といっても、メンテナンスが徹底されている証拠ですね。

②長期利用だと割高になりやすい

家電の種類やレンタル期間によっては、結果的に購入した方が安くなることがあります。

例えば、冷蔵庫を月額3,000円でレンタルした場合、1年間で36,000円、3年で108,000円です。

一方、同程度の新品冷蔵庫が6〜8万円程度で購入可能なら、長期利用だとレンタルの方が割高になってしまいます。

月額3,000円×12ヶ月
36,000円
月額3,000円×36ヶ月
108,000円

同程度の新品冷蔵庫が6~8万円だと、長期利用でレンタルの方が割高に

レンタル期間が1~2年なら、購入よりお得に利用しやすいケースが多くなります。

もし2年以上使う予定があるなら、処分の手間なども考慮し、購入の選択肢も検討するといいでしょう。

▶「家電レンタルより買った方が安いケース」は、こちらの記事で料金を比較しながら詳しく解説しています。

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③機種を自分で選べない場合がある

サービスによっては、デザインやメーカーを自分で選べないケースがあります。

どうしても自分好みにこだわりたい人は、機種指定が可能なサービスを選ぶか、目当ての製品だけは購入するなどの工夫が必要です。

特に最新モデルは人気が高いため、在庫切れになるパターンも少なくありません。

④利用可能エリアが限られているサービスも

家電レンタルの中には、離島や一部地域には配達・回収が対応していないサービスがあります。

また、首都圏近郊エリア限定で提供しているサービスもあるため、契約前に対応エリアの確認を必ず行いましょう。

全国対応のサービスを選べば確実ですね。

⑤利用期間内の解約は違約金発生に注意

契約したレンタル利用期間の途中で解約した場合、残りの利用期間に応じて違約金が発生する可能性があります。

具体例

レンタルを1年で契約したものの半年で解約→残り半年分レンタル料の30%を契約者が負担

利用期間が同じなら、月払いよりも一括払いの方がコストを抑えられます。

しかし、契約期間満了まで利用を続けるか分からない場合は、月払いで様子を見るのもいいでしょう。

家電レンタルの利用はこんな人におすすめ!

家電レンタルの利用はこんな人におすすめ!

家電レンタルのメリット・デメリットを踏まえ、利用に向いている人の特徴は下記の通りです。

  • 一人暮らしを始めるときの初期費用を抑えたい
  • 学校を卒業したら引っ越す予定がある
  • 単身赴任や転勤など短期間だけ家電が必要
  • 扇風機やヒーターなど、季節家電の収納に困っている
  • 高額な家電を買う前に、まずレンタルで試したい
  • 梅雨や花粉の時期だけ、除湿機や空気清浄機が欲しい
  • イベントやスポーツ観戦などで、一時的に必要な家電がある
  • 適度に家電を入れ替えて模様替えしたい
  • 家電故障時の対応や処分が面倒
  • 引っ越し時の費用や手間を軽減したい

家電レンタルをうまく活用すれば、生活の質を保ちつつ費用・手間を最小限に抑えられます!

家電レンタルがよく利用されるシーン

家電レンタルがよく利用されるシーン

家電レンタルは一人暮らしの新生活に便利ですが、他にもさまざまなシーンで利用されています。

年代別の利用シーン

【18~30歳】進学・就職・一人暮らし

  • 大学、短大、専門学校進学
  • 就職、転職
  • 一人暮らし
  • 転居

利用シーン

  • 一人暮らしを始める際の費用を抑えたい
  • 急な引っ越しで費用を捻出できない
  • 2年以内に転勤が決まっている

【30歳~】結婚・出産・子育て・転居

  • 結婚、出産
  • 子供の入園/卒園、入学/卒業、運動会
  • 転職
  • 転居

利用シーン

  • 思い出の写真は本格的なカメラで撮影したい
  • 子供の運動会で4Kビデオカメラが必要

【40歳~】子供の成長・快適な暮らし

  • 子供の大学進学
  • 子供の一人暮らし
  • 子供の成人式

利用シーン

  • 子供の成長による節目で一時的な家電の手配が必要
  • 柔軟に利用できるレンタルは中高年層にも人気

家電種類別の利用シーン

新生活冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機、炊飯器、自動調理鍋、レンジ、ドライヤー、食器洗い乾燥機、コードレス掃除機、ロボット掃除機、テレビ、ノートパソコン
梅雨除湿機、衣類乾燥機、扇風機、サーキュレーター、ヘアアイロン、布団クリーナー、布団乾燥機、除菌脱臭機
花粉空気清浄機、衣類スチーマー、衣類乾燥機、ふとんクリーナー、加湿器
夏の暑さスポットクーラー、除湿機、扇風機、サーキュレーター
冬の寒さ加湿器、空気清浄機、ヒーター、ヘアケア、スチーマー
在宅勤務ノートパソコン、プリンター、外付けディスプレイ、マッサージ機、加湿器、ヒーター
大掃除高圧洗浄機、窓拭きロボット、カーペットクリーナー、スチームクリーナー、布団クリーナー
推し活防振双眼鏡、一眼レフカメラ、望遠レンズ、プロジェクター、美顔器
キャンプポータブル電源、スピーカー、防水カメラ、クーラーボックス、モバイルプロジェクター、ホットプレート

一時的にあると便利なたくさんの家電も、レンタルなら気軽&高コスパで利用できますね!

家電レンタルを実際に使っている人の声

家電レンタルを実際に使っている人の声

一人暮らしで生活が楽になりそうな家電は、レンタルで1回試している。

ロボット掃除機は仕事が丁寧でストレスフリー。試してよかったのでそのまま購入した。

一人暮らしの入居日と退去日に合わせてレンタルを利用。引っ越しが楽でとてもよかった。

美容家電は量販店で試すより、レンタルして家で使用感を確認してから買うのがおすすめ。

家電レンタルのベビーモニターで仕事中に見ると、息子の寝てる姿を見て天使だった。

家電レンタルに関するQ&A

よくある質問

家電レンタルはどんな人におすすめ?

・新生活の購入費用を抑えたい
・季節家電を必要な時期だけ使いたい
・気になる家電の購入前に性能を試したい
などの人におすすめです。

最低利用期間はある?

1ヶ月・3ヶ月・半年・1年など、サービスによって異なります。

家電レンタルは中古?新品?

基本的には中古がメインで新品もあります。中古品でも多くのサービスではメンテナンスを徹底しています。

家電のレンタルと購入はどっちがお得?

レンタル期間が1~2年ならコスパは良いですが、2年以上になると購入の方が安くなる場合があります。

配送・設置・返却の費用はかかる?

多くのサービスは無料ですが、配送地域によっては料金が発生する場合もあります。

家電が壊れたときはどうなる?

通常使用による故障であれば、無償で修理・交換に対応するサービスが多いです。過失による故障は別途料金が発生する場合もあります。

途中で解約したい場合はどうすればいい?

契約内容によって異なりますが、最低利用期間を超えていれば解約可能なケースが多いです。期間内の場合は解約手数料が発生することもあります。

まとめ

家電レンタルは「費用を抑えたい」「購入前に試したい」「一時的な生活に対応したい」などのニーズに応える、柔軟なサービスです。

ただし、中古品の利用やエリア制限、またレンタル期間によっては割高になるケースもあるため、事前の確認は欠かせません。

家電レンタルをうまく利用すれば、生活の水準を落とすことなく費用や無駄を省けるので、まずは短期レンタルを試してみてはいかがでしょうか。

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