プロジェクターとテレビはどっちがいいのか、テレビ代わりにするデメリットを実体験から解説。プロジェクターがテレビ代わりだと明るい部屋や昼間は本当に不便なのか、一人暮らしの天井や壁では使えるのか、また後悔しないために知っておきたい注意点も紹介します。

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コラム

プロジェクターをテレビ代わりにして分かったデメリット5選

2025年6月27日

テレビはあまり見ないし、プロジェクターがあればいいかな?

プロジェクターをテレビ代わりにすると、画質が悪そう…。

一人暮らしの狭い部屋でもプロジェクターを使える?

プロジェクターを使ったことがないと、このような不安がありますよね。

結論、実際にプロジェクターを使っている筆者は「テレビと同等の普段使いには向かないものの、使い方次第では満足度が高くなる」と感じています。

この記事では、プロジェクターとテレビはどっちがいいのか、向いている人・向かない人の違いや、後悔しないために知っておきたい注意点も解説します。

プロジェクターにはさまざまな魅力があるので、デメリットをどこまで許容できるかが重要ですね。

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【実体験あり】テレビにはないプロジェクターのメリット

【実体験あり】テレビにはないプロジェクターのメリット

プロジェクターは、特に一人暮らしで省スペース&快適空間を求める人にとって、理想的な映像環境を作る手段になり得ます。

まずは筆者自身の実体験を基に、プロジェクターのメリットを詳しく紹介します。

映画館のような大画面を自宅で楽しめる

プロジェクター体験

壁をスクリーン代わりにすれば、テレビの50~60インチ(横幅約110~135センチ)以上の映像が楽しめます。

テレビ画面では収まらない映像体験が可能なので、自宅の一面が映画館に変わるような感覚です。

YouTubeやNetflixを夜間に見るだけで、いつもの部屋が特別な空間に変わりますね。

大画面にスピーカーを組み合わせれば、臨場感や迫力がさらにアップ!

設置・持ち運びが自由で省スペース

モノカリ(プロジェクター)

本体サイズがコンパクトなので、使わないときは棚や引き出しに収納でき、部屋のレイアウトを邪魔しません。

コード類も最小限で済むため、テレビ台や大型ラックを用意する必要もなし。

引っ越しや模様替えの際にも移動が簡単で、テレビのように「設置したら動かさない」という固定観念にとらわれる必要がありませんね。

筆者が使っているプロジェクターは、500ml缶より小さなサイズですが、最大100インチの大画面を映せます。

インテリアと調和しやすい

大型テレビは存在感があり、部屋の雰囲気を重たくしてしまうこともありますが、プロジェクターなら使わないときは視界から消せます。

特に、白やグレーを基調としたシンプルな部屋に黒いテレビが置いてあると、空間の統一感が損なわれがち。

プロジェクターは本体が小さく、デザインもミニマルなものが多いため、部屋の雰囲気に溶け込みます。

壁や天井に投影できる部屋なら、スクリーンや壁掛け用金具などを設置する必要もありませんね。

インターネット接続で使い方をアレンジできる

プロジェクターの多くはWi-Fi接続に対応しているので、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスに直接アクセス可能です。

わざわざ外部機器を接続しなくても、多彩なコンテンツがすぐ楽しめます。

筆者は6畳の部屋で天井に投影し、寝ながら映画鑑賞やアニメ鑑賞を楽しむこともありますね。

【実体験あり】プロジェクター特有のデメリット&解決策

【実体験あり】プロジェクター特有のデメリット&解決策

プロジェクターには魅力的な特徴がある一方で、テレビにはないデメリットもあります。

やっぱりプロジェクターはやめた方がいいのか、筆者が実際に使って初めて気付いた不便な点と、解決策も併せて紹介します。

昼間・明るい部屋では映像が見えにくい

プロジェクター体験
昼間にプロジェクターで投影。薄く見えづらいです。

プロジェクターは画質の仕組みがテレビとは異なるため、昼間や照明が明るい部屋では映像が見えにくくなります。

明るい部屋でも十分な見やすさで投影できるモデルもあるものの、価格が高くなりがち。

テレビのような鮮明な画質を常に求める場合は、映画館のように部屋を暗くする必要があります。

ポイント

遮光カーテンで太陽光を遮断すれば、昼間でもある程度は見えやすくなります。

起動や操作に時間がかかる

多くのプロジェクターは起動や操作に時間がかかり、テレビのようにすぐ使える感覚とは異なります。

筆者が使っている機種も、電源を入れてから映像が表示されるまで20~30秒ほど待たされます。

「リモコンの反応が遅延する」「音量調整に手間がかかる」などで、最初は戸惑う部分もありました。

ポイント

10秒以下で起動できるタイプもあります。よりストレスなく楽しみたい方は、レビューなども参考にしましょう。

設置環境に左右される

プロジェクターは壁の色や素材などの環境によって、映像の見え方が大きく変わります。

壁や天井に十分なスペースがない部屋だと、どうしてもカーテン・ドア・照明などが障害になります。

プロジェクター体験

投影しづらい環境だと、特に字幕などの文字情報が読みづらい傾向に。

ポイント

適度な壁がない場合は、スクリーンを使うと綺麗に映せます。

プロジェクターのスクリーンタイプ

※後述で「プロジェクターとスクリーンをレンタルできるサービス」について紹介しています。

地上波放送の視聴にはチューナーや接続機材が必要

プロジェクターは地上波放送の受信機能を備えていないため、NHKや民放を視聴するには別途TVチューナーやレコーダーが必要です。

さらに録画をしたい場合は、Blu-rayレコーダーやハードディスクも必要なので、ケーブルやコンセントが増えてしまいます。

テレビがないと、災害時にニュースをリアルタイムで見れない不安がありますね。

ポイント

災害時が不安な場合はテレビを残しておくか、災害アプリやTver(民法公式テレビ配信)を活用する方法も。

プロジェクター向きの人・テレビ向きの人まとめ

プロジェクターとテレビはどっちがいい?比較まとめ

プロジェクターが向いている人

プロジェクター向きの人

  • 映画やネット動画をよく視聴する
  • メイン視聴はYouTube・Netflix・アマプラなど
  • 大画面による没入感を求めている
  • 昼は忙しく夜に視聴することが多い
  • 部屋を広く使いたい、省スペースにしたい
  • 引っ越しや模様替えが多い
  • ニュースや情報収集はスマホで十分

一人暮らしで部屋を広く使いたい、映画やネット動画をメインに楽しみたい方には、省スペース&没入感を得られるプロジェクターが向いています。

動画配信やYouTubeの視聴が主なコンテンツなら、テレビよりプロジェクターの方が満足度は高くなりやすいでしょう。

コンパクトな機種を選べば、模様替えや引っ越しが多い人でも扱いやすく重宝します。

壁や天井への投影だと字幕は見づらくなりますが、ライブ映像であればそれほど問題はありませんね。

テレビが向いている人

テレビ向きの人

  • 地上波の視聴が習慣になっている
  • ニュースやスポーツをリアルタイムで見たい
  • 高画質にこだわりたい
  • 家事や作業中の「ながら見」をよくする
  • 起床時や緊急時にリアルタイム情報をすぐ得たい
  • 機械操作が苦手で手軽さを重視したい
  • 明るい部屋でもストレスなく視聴したい

朝起きてすぐニュースをチェックしたい、災害時の最新情報をいち早く確認したい場合は、やはりすぐ起動できるテレビが安心です。

テレビチューナーを別途用意する手間がありませんし、リモコン操作もシンプルで誰でも扱いやすいでしょう。

日常的にテレビを使ってきた人にとっては、プロジェクターでは不便に感じる場面も少なくありません。

総合的に安定しているのは、やはりテレビだと思います。

▶「一人暮らしでテレビは必要かいらないか」は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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併用で満足度を高める選択もあり

プロジェクターとテレビをシーンじ応じて使い分け、それぞれの良さを最大限に活かす選択もあります。

筆者は普段、ニュースやテレビドラマはテレビで見て、たまに映画鑑賞でプロジェクターを使っています。

プロジェクターがあれば、自宅でも非日常感を手軽に味わえますね。

突然の災害時は、やはりネットよりもテレビのリアルタイム情報が役立ちます。

また、疲れているときはすぐ起動できるテレビの方が便利ですし、食事中の「ながら見」もしやすいですね。

プロジェクターを購入するか悩む場合は、まず格安レンタルで試すのがおすすめ!次の項目で詳しく解説します。

いきなり購入が不安なら、レンタルで試す選択もアリ

モノカリ(プロジェクター)

プロジェクターは安くても50,000円ほどするので、購入してから「思っていた感じと違った」「やっぱりテレビで十分だった」と後悔したくありませんよね。

そんなときは、まずお得価格のレンタルで試してみる方法が便利です。

中には、プロジェクター用スクリーンをレンタルできるサービスも。

筆者は、69,990円のプロジェクターを「3泊4日5,980円」でレンタルして試しました!

家電レンタルのメリット

▶家電レンタルのデメリットや利用者の体験談は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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プロジェクターをレンタルするメリット

  • 販売価格10~20万円のプロジェクターを数千円で試せる
  • 投影距離・明るさ・部屋の広さとの相性を確認できる
  • レーザー光源やWi-Fi対応などの最新モデルも選べる
  • 自然故障は無償対応のサービスが多い
家電レンタルと購入の比較一覧表

※価格はすべて税込、料金プランは一例

ゲオあれこれレンタルモバイル型
7泊8日4,800円
照明一体型
7泊8日9,070円
小型ハンディ
7泊8日4,100円

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kikitoモバイル型
15日6,980円
月額4,000円
照明一体型
月額4,300円

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GYMGATEモバイル型
7泊8日5,280円
月額6,800円
照明一体型
7泊8日26,800円
月額11,000円

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レンティオモバイル型
7泊8日4,624円
月額6,400円
照明一体型
4泊5日7,984円
月額4,600円

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エアクロモールモバイル型
月額4,400円
照明一体型
月額5,940円
4K対応
月額9,900円
ラクリアーズモバイル型
月額4,600円(1年契約)
月額2,720円(2年契約)
月額2,090円(3年契約)
照明一体型
月額3,140円(1年契約)
月額1,850円(2年契約)
月額1,430円(3年契約)
モノカリモバイル型
3泊4日5,980円
照明一体型
14日6,980円
スクリーン
3日3,480円

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サービスおすすめの人最低利用
期間
最短
到着日
新品
中古
レンタル
後に購入
配送料故障等の対応対応
エリア
家具
レンタル
リンク
ゲオあれこれレンタル
3泊4日レンタルが多い
短期レンタルで試したい初心者7泊8日2~3日後新品
中古
無料軽度なら最大5,000円まで負担全国

公式サイト

kikito
ドコモ運営のサービス
急ぎで借りたい家電がある15日翌日新品
中古
無料過失の破損でも原則負担なし全国

公式サイト

GYMGATE
トレーニング用品多数
自宅でトレーニングしたい7泊8日1~2日後新品
中古
無料通常使用の範囲内なら費用負担なし全国

公式サイト

レンティオ
月間利用者15万人以上
最新商品を手軽に試したい4泊5日翌日新品
中古
無料過失無し無償、過失有り2,000円まで負担全国

公式サイト

エアクロモール
全商品がメーカー公認
縛り期間を気にせず利用したい-翌日新品
中古
無料商品到着後3日以内の連絡で交換可全国

公式サイト

ラクリアーズ
全てのレンタル品が新品
清潔な新品にこだわりたい1年約1週間新品
中古
無料原則弁償代金負担無し福岡,山口,広島,島根,鳥取,岡山,兵庫,大阪,京都,奈良,愛媛,香川,東京,千葉,神奈川,埼玉

公式サイト

モノカリ
1日だけレンタルも可能
空港やホテルで受け取りたい3日翌日- 無料全レンタル品補償制度適用全国

公式サイト

▶各サービスの詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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プロジェクターでテレビ放送を視聴|必要な機器と接続方法

プロジェクターでテレビ放送を視聴|必要な機器と接続方法

プロジェクターでテレビ放送を見るには、TVチューナーやBlu-rayレコーダーといった映像出力機器が必要です。

さらに安定した映像を楽しむには、接続方法や周辺環境の整備も欠かせません。

TVチューナー・Blu-rayレコーダーを使う方法

TVチューナーは、地上波・BS・CS放送などの電波を受信し、HDMI出力で映像を送ります。

Blu-rayレコーダーも同様の機能を持ち、録画・再生機能も搭載。

どちらもHDMI端子を持っていればプロジェクターと直接つなげられます。

接続手順

  • アンテナケーブルをTVチューナーorレコーダーに接続
  • HDMIケーブルでチューナーとプロジェクターをつなぐ
  • プロジェクター側で入力切替をHDMIに変更
  • チューナー側でチャンネル設定を行う

家庭用アンテナ端子の有無や、チューナーの受信方式(地デジ/BS/CS)にも注意が必要です。

HDMI/Wi-Fiで接続する場合の手順と注意点

HDMI接続は安定性が高く、画質・音質の面でも最適です。

接続する場合は、プロジェクターにHDMI入力端子があることを確認しましょう。

なお、Wi-Fiを使った無線接続も便利ですが、注意点があります。

HDMI接続の流れ

  • レコーダー/チューナーのHDMI出力と、プロジェクターのHDMI入力を接続
  • 必要に応じてスピーカーやアンプを外部接続
  • プロジェクター側の入力を「HDMI」に切替

Wi-Fi接続を使う場合

  • ワイヤレスHDMIトランスミッターを使用
  • プロジェクター側がミラーリング対応である必要あり
  • 通信環境が悪いと映像が途切れることがある

無線接続では、ネット動画のようなストリーミング再生は安定するものの、テレビ放送のリアルタイム視聴は遅延・映像の乱れのリスクがあります。

テレビ代わりとして使うなら、有線接続を基本とする方が無難です。

スクリーン・遮光カーテン・スピーカーなど環境整備のポイント

テレビと違い、プロジェクターでは視聴環境を整えないと快適に見られません。

画質や音質に大きく関わるため、下記3点を見直す必要があります。

①スクリーン
・専用スクリーンが最適だが、白い壁面でも代用可能
・凹凸のある壁だと映像がぼやけるため要注意
・100インチ以上の大画面にも対応しやすい
②遮光カーテン
・昼間の使用時は外光を遮る必要あり
・遮光1級のカーテンを使うと黒の表現力が向上
③スピーカー
・プロジェクター内蔵スピーカーは出力が弱い傾向
・Bluetoothまたは有線接続で外部スピーカーを使うと臨場感が上がる

また、反響音の発生や配線の見た目を考慮するなら、家具配置も重要です。

一人暮らしの部屋でプロジェクターを使う際の注意点

一人暮らしの部屋でプロジェクターを使う際の注意点

一人暮らしの部屋でプロジェクターを使う場合、天井や壁など設置環境によって満足度が大きく変わります。

特にワンルームや6畳未満の狭い部屋では、プロジェクターの性能だけでなく、壁の広さ・家具の配置・音・光の管理が重要です。

投影距離・壁面・家具配置など設置条件の確認

プロジェクターの使用には、最低限の投影距離と平坦な投影面が必要です。

狭い部屋では投影サイズが確保できず、映像が見づらくなることがあります。

注意ポイント

  • 投影距離
    100インチ画面なら2.5m以上の距離が理想
  • 壁面
    白く平らで凹凸の少ない壁が最適
  • 家具配置
    ソファや収納と投影経路が干渉しないよう調整

また、短焦点・超短焦点プロジェクターを選べば、狭い部屋でも80〜100インチ相当の映像を楽しみやすくなります。

部屋の寸法とプロジェクターの投影可能距離を照らし合わせ、短焦点と長焦点のどちらが適しているか、事前に確認しておきましょう。

天井投影や狭い部屋での活用事例

天井投影は、寝ながら映像を楽しめる人気スタイルですが、投影の安定性や設置位置に注意が必要です。

天井投影の活用例

  • 天井に直接映す(白くフラットな天井が前提)
  • 短焦点プロジェクターを床やローテーブルに置く
  • 三脚やシーリングマウントを使い、角度を固定

天井に凹凸や照明器具がある場合は、映像が歪んだりピントが合いづらくなります。

映像がまっすぐ映るように、角度調整機能(キーストーン補正)やピント調整機能のあるモデルを選びましょう。

間取りに余裕がない場合は「壁の一部をスクリーン代わりに」「家具の側面に投影」など、狭さを逆手に取って没入感高める工夫もいいですね。

また、間取りに余裕がない場合は、壁の一部をスクリーン代わりにしたり、家具の側面に投影したり、狭さを逆手に取って「没入感」を高めるのも一つの工夫です。

音・光・レイアウトの失敗例とその対策

プロジェクターを使う際のトラブルとして、音と光の問題は見落とされがちです。

特に一人暮らしの部屋では壁が薄く、音漏れや騒音トラブルにつながることもあるので、対策を押さえておきましょう。

課題対策
ファン音がうるさい静音モデルを選ぶ、床設置を避ける
スピーカー音が響く夜間はヘッドホンを使う、音量を調整する
電源・配線が煩雑になる延長コードや結束バンドで整理する

どんなプロジェクターを選べば後悔しない?選び方の基本

どんなプロジェクターを選べば後悔しない?選び方の基本

プロジェクター選びで後悔する原因の多くは「明るさが足りなかった」「設置が難しかった」「音がこもっていた」といった基本性能の見落としです。

特に初めて使う人は、価格だけで決めてしまうと失敗しがちなので、ここでは用途や設置環境に合ったプロジェクターの選び方を解説します。

明るさ(ルーメン)・解像度・音質を要チェック

プロジェクター選びでは「ルーメン(明るさ)」「解像度」の確認が最優先です。

部屋の明るさに対して投影が不十分だと、画面がぼんやりして見えにくくなります。

項目推奨スペック詳細
明るさ2,000ルーメン以上(昼間使用なら3,000以上)明るい部屋でも映像が見えるか決まる
解像度フルHD(1920×1080)以上文字や映像の輪郭がくっきり映る
コントラスト比10,000:1以上映像の黒と白の差がくっきりする
内臓スピーカー5W以上×2 または外部出力対応音質にこだわるなら別スピーカー必須

「格安プロジェクター」の中には、実際の明るさが表記より低かったり、音がこもったりする機種もあるため注意が必要。

レビューや実測評価も参考にしましょう。

起動の早さ・対応端子・スマート機能も重要

快適に使うには、起動時間やインターフェースの充実度も見逃せません。

テレビ感覚で使いたい人にとって、待たされるストレスは意外と大きな不満になるため、下記の機能をチェックしましょう。

起動速度10秒〜30秒以内が理想(ファンの音も確認)
対応端子HDMI/USB/Wi-Fi/Bluetoothなど用途に合わせた入出力
OS搭載モデルAndroid TVやFire TV対応なら、動画アプリを単体で操作可能
リモコンの使い勝手反応の速さ・ボタン配置・バックライト有無なども快適性に影響

またWi-Fi接続に対応していれば、スマホとのミラーリングもスムーズです。

日常的にYouTubeやNetflixを視聴するなら、OS内蔵型プロジェクターを選んだ方がストレスがありません。

用途別おすすめプロジェクター

用途に合ったプロジェクターを選べば、満足度は一気に高まります。

代表的な3つの利用シーンに適したプロジェクターの特徴は、下記の通りです。

用途特徴適したモデル例
映画鑑賞高解像度+高コントラスト+静音性フルHD/4K対応/家庭用シネマモデル
狭い部屋短距離で大画面/省スペース設計短焦点または超短焦点タイプ
出張・旅行用バッテリー内蔵/小型/三脚対応モバイルプロジェクター

例えば「夜に一人で映画を見たい」という場合は、静音性と画質を重視したモデルを選ぶと満足感が高まります。

一方、リビングと寝室で使い分けたい人には、軽くて持ち運びやすいタイプがおすすめです。

まとめ

プロジェクターは「映画やネット動画メイン」「日中は見ない」「狭い部屋でも大画面を楽しみたい」人に向いています。

逆に、リアルタイム視聴やながら見が中心ならテレビの方が快適。

いきなり購入するのが不安な場合は、家電レンタルで使い勝手・明るさ・音質などを体験するのもいいでしょう。

テレビとプロジェクターそれぞれの特徴を正しく理解し、自分のライフスタイルに合った選択をしてみてください。

関連記事一人暮らしでテレビはいらない?20年の経験による判断基準

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