パソコンは決して安い買い物ではないので、わざわざ購入する必要があるのか悩みますよね。
しかし一人暮らしを続けていくと、状況によってはパソコンの使用が必須になることも。
結論、筆者は一人暮らしでパソコンは必須だと考えます。ただし、人によってはタブレットやスマホがあれば十分なケースも。
この記事では、一人暮らしでパソコンはいらないのか必要なのか、一人暮らし20年以上の筆者が判断基準を解説します。

一人暮らしの「学生」「社会人」それぞれの場合で、パソコンは必要か不要かを解説します。
この記事を書いた人

- 一人暮らし歴23年、家電レンタル利用歴2年
- ライターとして家電関連記事を100本以上執筆
- 季節家電は毎年レンタルを利用
- 実体験ベースで丁寧に解説
一人暮らしで「パソコンを持たない」場合のメリット

パソコンを持たなければ、一人暮らしではさまざまなメリットがあります。
初期費用や維持費を節約できる
パソコンを持たなければ、下記の購入費用を節約できます。
- パソコン本体
- キーボード
- マウス
- インターネット回線
- セキュリティソフト
- その他備品(サブモニター、専用デスク、WEBカメラ、プリンタ等)

これら一式をそろえようとすれば、最低でも10~15万程度はかかります。
またゲーミングPCの場合は、性能が高くなるためより高額に。

パソコンを使う目的や状況によっては、ソフトウェア・アクセサリ等の追加費用も必要です。
部屋のスペースを有効活用できる
一人暮らしではよほど広い物件を選ばないかぎりは、基本的に部屋のスペースが限られています。

よくある6畳ワンルームは、実際に住んでみると意外に狭いことに気付きます…。
そのためパソコンを置かなければ、その分スペースを別の用途に活用できます。
また、デスクや椅子を追加で用意する必要もありません。

パソコンを快適に使いたい場合はゲーミングチェアなどが欲しくなるので、余計スペースを圧迫します。
ちなみに筆者は、自宅でのパソコン作業が多いため電動昇降デスクを使用。
立ち作業ができ腰への負担が少ないので、とても重宝しています。

セキュリティリスクを減らせる
パソコンを安全に使い続けるには、セキュリティ対策が欠かせません。
もし対策が面倒だからと放置してウイルス感染してしまったら、下記のようなリスクが考えられます。
パソコンを置いていなければ、そもそもリスクを心配せずに済みますね。

セキュリティソフト導入やアップデートなどを適切に行っていれば、トラブルを回避できます!
メリハリのある生活を送れる

一人暮らしは時間を好きに使えるので、パソコンがあるとついネットサーフィンや動画視聴に依存しがちです。
しかしパソコンがなければ、趣味・読書・運動など他の有意義なことに時間を割けます。

通勤・通学中はスマホ画面を見て、自宅に帰ったらパソコン画面を見て…と、目や健康に良くありませんね。
また仕事でパソコンを使う場合は、自宅ではパソコンをいじらないようにすればメリハリがつきます。
パソコンを持っていない学生や社会人が困ること

一人暮らしでパソコンがないとどんなときに困るのか、学生・社会人それぞれのケースを交えながら解説します。
レポート・資料等の作成
多くの大学ではレポート・資料・論文作成の際にパソコンが必要です。
タブレットやスマホでも作成はできますが、パソコンを使った方が効率的です。
そのためパソコンを持っていない場合は、大学のパソコンルームや公共施設(図書館・ネットカフェ等)に頼らなければなりません。
また専門的な研究活動などをする場合にも、パソコンは必須と言えるでしょう。
オンラインの授業・面接・会議
自宅でオンライン授業やオンライン面談・会議に参加したいなら、パソコンがあると便利です。
スマホからでも参加できますが、通信環境の確保や機能制限など不便な点が多数。

WEB面接はカメラ・マイク付きのスマホでも受けられますが、企業によってはデバイスを指定されているケースもあります。
趣味や娯楽
パソコンを持ちインターネットが使えれば、動画視聴・オンラインゲーム・コンテンツ作りなどがスマホよりも快適です。
パソコンを使えばスマホのように通信量や充電を気にすることなく、動画視聴・ダウンロードなどが快適に楽しめます。

オンラインゲームやコミュニティを利用すれば、同じ趣味を持つ仲間との交流につながることもありますよ。
就職活動
就職活動では、エントリーシート作成・企業研究・オンライン面接などでパソコンが必要です。
エントリーシートは手書きの場合もありますが、企業から特に指定がない場合はパソコンで作成するのが一般的です。
就職がすぐ決まればいいですが、なかなか決まらない場合は最新日付のエントリーシートを毎回用意しなければなりません。
ただし、印刷は学校やコンビニなどでもできます。

筆者は就職活動が長引き、毎回コンビニでプリントするのが面倒になり、結局プリンターを購入しました…。
在宅勤務
2024年現在、東京都の企業のうち46.1%が在宅勤務(テレワーク)を実施しています。
入社したあと、何らかの事情や状況により在宅勤務になった場合、パソコンがないと仕事や対話ができません。
なお、在宅勤務用のパソコンは会社で支給される場合もありますが、セキュリティ関係の都合で提供していないケースも。

在宅勤務では、パソコン以外にもモニターやマイクなどあらゆる周辺機器が必要になります。
タブレット・スマホがあればパソコンはいらない人の特徴

上記で解説したように、パソコンを持っていないと不便な点が色々とあります。
しかし、レポート作成やオンライン授業・面談が無縁な人にとっては、パソコンは不要かもしれません。
ここでは、パソコンよりタブレット・スマホの方が適している人の特徴について、それぞれ解説します。
タブレットがあればパソコンはいらない人

- ノートパソコンよりも持ち運びやすさや手軽さを重視したい
- 通勤・通学時間が長く、電車内で課題や資料を確認したい
- ソファに座って使ったり、ベッドで寝転がりながら動画を楽しんだりしたい
- 部屋のスペースをパソコン設置で狭くしたくない
- 長時間のタイピングや作業には使わない
- パソコンほどの複雑な機能は必要ない
- すぐ起動してインターネットに接続したい
タブレットはパソコンよりも軽量&小型なので、室内ではもちろん外出先へも持ち運びやすい点が魅力です。
ベッドで寝転がりながら動画を楽しんだり、電車やバスで立ちながら使えたりと便利。
また、キーボードやマウスがなくても本体だけで操作できるため、設置スペースを広く占めることもありません。
ただし、性能や対応できる動作には限りがあるため、本格的な作業には不向きです。

ノートパソコンとタブレットを2台持ち、用途によって使い分ける選択肢もありますよ。
スマホがあればパソコンはいらない人

- ネットサーフィンや動画視聴は最低限できればいい
- 画面サイズや多少の通信制限よりも手軽さを重視したい
- 書類作成はスマホアプリや公共施設のパソコンを使えば事足りる
- 自宅にいる時間が少ない
- 短期間で引っ越す予定があるため、わざわざ光回線を契約するのが面倒
スマホは年々進化しており、パソコンやタブレットがなくても対応できることが増えています。
パソコンは就職活動の書類作成くらいしか使わなそうという方は、スマホだけで十分かもしれません。
また、仕事が忙しいなど自宅で過ごす時間が少ない場合も、パソコンを実際に使う機会は少なくなりがちです。

筆者は残業が多い仕事をしていたとき、毎日帰宅したらシャワーを浴びて寝るだけでした。
パソコンは持っていたもののあまり起動しなかったので、今思えばスマホだけで十分でしたね。
【筆者の経験談】タブレットは使いどころが難しい

筆者は「パソコン一式をそろえるほどではない」と思い、タブレットを使っていた時期がありました。
しかし、実際に持ってみると思っていたほどは使わず、現在は手放しています。
持ち運ぶには中途半端な大きさ
タブレットは中途半端な大きさ&重さなので、筆者は微妙に持ち運びにくかったです。
タブレットを入れるバッグやスペースも必要ですし、荷物が増えるため状況によっては不便なことも。

スマホのように「身近な端末」という感じはしませんでした。
外出先で必要な機会がほとんどなかった
タブレットを持ち歩いても、実際に使う機会はほとんどありませんでした。
スマホならサッと出して片手で操作できますし、外出先でタブレットじゃなきゃ不便という場面にはほぼ遭遇しません。

情報収集や動画視聴で使ったとしても、せいぜい10分程度でしたね。

タブレットは一見パソコンとスマホのいいとこ取りに思えますが、筆者個人の感想としては使いどころが難しいと感じました。
日常的に資料作成やクリエイティブな作業をする人でない限りは、一人暮らしではスマホ+パソコンがベストだと思います。

タブレットよりお金はかかるものの、総合的にはパソコンの方が断然有能だと思います!
ただしタブレットも日々進化しており、パソコンのように使えるタイプも登場しています。
パソコンの購入が不安なら、まずレンタルで試すのもアリ
パソコンは高額な家電ですし、購入したあとで「実際それほど使う機会がなかった」「やっぱりスマホがあれば十分だった」と後悔したくありませんよね。
そんなときは、筆者も利用している家電レンタルで、まずお試しでパソコンやタブレットを使ってみるのもおすすめです。

家電レンタルで実現できること
- 未来に回せるお金が増える
1~2年のレンタルなら購入より安く済み、貯金や趣味に使えるお金が増えます。 - ストレスフリーで身軽な生活になる
季節家電を必要なときだけ使え、収納や管理のストレスから解放されます。 - 「後悔しない選択」ができる
高額家電や話題の商品をいきなり買わず、性能や操作性を試し納得してから購入できます。 - 突然のトラブルに悩まされない
予想外の故障は手間も費用もかかるものの、レンタルなら無料対応が多いので安心です。 - お試しが「納得の買い物」に変わる
実際に使って気に入れば購入できるサービスもあり、より納得感のある買い物が叶います。 - 不要になったときの作業を省ける
レンタル後は返却するだけなので、処分時の面倒な費用や手間を全部スキップできます。
家電レンタルの注意点
- 中古品を扱っているサービスが多い
レンタルは基本的には中古品が多いものの、多くのサービスではメンテナンスを徹底しています。 - 長期利用だと割高になりやすい
家電によっては長期利用だと購入した方が安くなるケースも。1~2年のレンタルならお得に利用しやすいです。 - 利用期間内の解約は違約金発生に注意
契約終了前に解約すると違約金発生の可能性あり。利用を続けるか悩む場合は、月払いで様子を見るといいでしょう。
パソコンのレンタルを取り扱っているサービス
※価格はすべて税込、料金プランは一例
ゲオあれこれレンタル | ■ノートパソコン:月額4,440円(最短1ヶ月からレンタル可) ■タブレット:月額3,400円(最短1ヶ月からレンタル可) |
レンティオ | ■ノートパソコン 月額制プラン:3,000円 ワンタイムプラン:14泊15日~6,980円 ■タブレット 月額制プラン:3,300円 ワンタイムプラン:7泊8日~4,980円 |
ラクリアーズ | ■ノートパソコン:17,230円/月(1年契約、すべて新品) ■iPad:5,650円/月(1年契約、すべて新品) |
▶各サービスの詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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【2025年版】家電レンタルサービスおすすめ7選を比較
一人暮らしでパソコンは必要か不要かの判断基準まとめ

一人暮らしでパソコンが必要な人
一人暮らしでパソコンはいらない人
タブレットやスマホでも、パソコンの代わりになるかどうかは機種によって異なります。
もし迷うようであればパソコンを用意するのが確実です。
まとめ
今はスマホがあれば、インターネット関連の大抵のことには対処できます。
しかし忙しい一人暮らしでは、パソコンを持っておいた方が何かと便利。
もしパソコンを使う場合は、セキュリティ面に十分ご注意ください。